2018年7月6日金曜日

記者会見 障害者・家族が切実な訴え

5日県庁で「障害者医療費助成制度をよくする会」がおこなった記者会見での各団体代表の発言を紹介します。
l  宮崎県視覚障害者福祉協会・小島義久会長
以前大阪にいたときは資格証さえあれば窓口負担はなかった。視覚障害者は、窓口で申請書を書くにもたいへんな苦労がいる。複数の医療機関にかかっている視覚障害者が多いので、なおさら負担は大きい。これは私たちだけの問題ではない。

l  宮崎県重症心身障害児(者)を守る会・井島尚子副会長
現物給付は多くの県民の共感を得ながら実現したい。医療的ケアを必要とする重度障害者は、自己負担月1000円に感謝はしているものの、毎月多額の立て替え、役所への申請など負担大きい。自らの組織の障害者と家族の声を聞いてきた。「役所への申請は10日までにしないといけない。記入もれなどないか心配」「立て替えも高額で窓口でもちあわせないか心配になる。薬局での負担も高い」「おむつなど消耗品も高い。気管切開しているある障害者と家族は吸入器(行政から給付)は老朽化し耐用(更新)年数は5年となっているが3年にしてほしい」などの声が寄せられた。

l  宮崎市肢体不自由児者父母の会・田中聡子会長
子どもが支援学校に通学。小学校入学前までは医療費がかからなかったのが、それ以降は立て替え払いとはいえ医療費が重くのしかかっている。支援学校の父母はあまり障害者運動などにかかわっていない方が多いが、この署名を知らせたところ、どんどん協力が広がっている。

l  宮崎市肢体不自由児者父母の会・安芸三重子事務局長
33歳の息子は脳性まひ。歯科治療は麻酔をしないとできない。麻酔をすると月3~4万に医療費がはねあがる。私が亡くなったあとはグループホームに入所する予定でいるが、収入の障害年金はすべて入所費でなくなってしまい、医療費は残らない。なんとしても現物給付にしてもらいたい。

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