2021年2月21日日曜日

65歳以降障害者の区分変更も認める

2年前に障害福祉サービスを継続させた66歳の男性障害者が申請していた障害支援区分の引き上げも宮崎市が認めました。障害福祉サービスを継続させた65歳をこえた障害者が支援区分を重度に変更させたことは画期的といえます。

この男性は宮崎市の菊永基次さん(66)。脳性まひの障害者がある菊永さんは、2019年4月の誕生日に介護保険移行をせず障害福祉サービスを継続させました。ブログ参照(←クリック)

障害支援区分3の菊永さんは、いま家事支援を週3日利用していますが、ヘルパーがこない日は、自分自身で調理していました。しかし加齢などにより、手がかなわなくなり調理がしずらくなったといいます。「家事支援を増やしたい」と障全協みやざきに相談された菊永さんは今年1月、市役所に障害区分変更を申請しました。19日に宮崎市がそれを認め菊永さんは区分4になりました。

菊永さんは「65歳以降も障害区分変更ができてありがたい。これから65歳を迎える方の役に立てばさらにうれしい」と語っています。

障害支援区分とは、障がい者の方の心身の状態を総合的に表すもので、介護給付の必要 度を判定する目安となるものです。 区分は6段階あり障がい程度の軽いものから区分1・ 区分2・区分3・区分4・区分5・区分6です。 市町村審査会での総合的な判定を踏まえて市が認定します。