2019年7月5日金曜日

8月10日に第3回総会を開きます

現安倍政権が2012年12月に誕生して7年目をむかえています。改憲、消費税増税・社会保障「改革」を阻止することが求められています。
私たち障害者・家族、関係者にとっては、旧優生保護法による強制不妊手術問題、中央省庁・地方自治体における障害者雇用偽装(水増し)問題が大きな政治問題になっており、徹底した原因究明・再発防止、被害者救済が求められています。こうした問題の根本には、「やまゆり園殺傷事件」以降問われている「障害者は生きる価値がない」の優生思想、障害者差別・障害者排除の考えがあることはいうまでもなく、あらためて憲法を守ると共に、国連・障害者権利条約の締約国としての責任を果たさせていかなければなりません。
 このようななか、私たちはこの1年、障害者・家族の切実な要求を掲げ、その実現のために全国や地域の仲間とともに奮闘してきました。とくに「重度障害者医療費助成制度の現物給付化」の運動は、1万筆をこえる請願署名を集め、県議会で全会一致で採択され、ついに河野知事は実施を明言するという歴史的な成果をおさめました。また「高齢障害者の介護保険優先」問題でも、宮崎市で65歳の男性が障害福祉サービスを継続させるという画期的な経験が生まれました。
 この一年間の総括をし、当面する方針を確立するために、第3回総会を開催します。総会に先立ち、雨田信幸きょうされん大阪支部事務局長を講師に「介護保険と障害福祉サービス」学習会をひらきます。
 つきましては、ご多忙中と思いますが、下記の日程でおこなわれる総会にご参加いただきますようご案内するものです。どなたでも参加できますので、お気軽に足をお運びください。

□日時 2019年8月10日(土) 
▼13:30~15:00 学習会「介護保険と障害福祉サービス」(←詳細はクリックしてください)
▼15:15~17:00 障全協みやざき第3回総会
□会場 宮崎県総合福祉センター・2階「ボランティアセミナーセミナールーム」
宮崎市原町2-22 ℡0985-27-0858
□資料代 一般1000円、障害者500円

2019年7月2日火曜日

8月10日に「介護保険と障害福祉サービス」学習会

障全協みやざきは、8月10日の第3回総会の記念講演として「介護保険と障害福祉サービス」学習会をひらきます。
 講師は、この問題のスペシャリストである雨田信幸・きょうされん大阪支部事務局長。
 宮崎市在住の菊永基次さん(65)=写真右=が、65歳の誕生日を前にした3月に介護保険認定申請をせず、現在利用している障害福祉サービスの継続・更新を求めたことに対し、宮崎市は、それを認めました。
 いま全国各地で65歳になった障害者が介護保険を申請せずに、それまで利用してた障害福祉サービスを継続させる例が広がっています。
 その大きな力になっているのが、脳性まひで重度の身体障害がある岡山市在住の浅田達雄さん(70)の、介護保険の申請がないからとして65歳の誕生日で障害福祉サービスを打ち切ったのは違憲・違法だと訴えていた裁判の全面勝訴です。
 この画期的な判決と介護保険と障害福祉サービスの関係を学ぶとともに、障害者が高齢になっても自らの尊厳を守り、生きられるためにどうすればよいかをごいっしょに考えてみませんか。
 時間は13時30分から15時まで。場所は宮崎県総合福祉センター2階・ボランティアセミナールーム。資料代として障害者500円、一般1000円。
案内チラシPDF