2021年3月1日月曜日

65歳障害者への要介護認定のおしつけやめよ

障害福祉サービスを継続させた宮崎市の統合失調症の65歳男性会員の自宅を市職員が訪れ、要介護認定調査をおしつけようとした問題で、障全協みやざきとして1日市に抗議の申し入れをおこないました。川越賢二会長ら役員4人が参加しました。ブログ記事参照

市担当者は「介護保険になったらどうなるのかという説明をしただけだ」などと述べました。

障全協側は「説明だけというならば認定は不要。介護保険は『申請主義』であり、本人と家族は(介護保険を)利用する気はないといっている」と反論。また障全協側が、「介護保険に移行した場合にいま利用している通院等介助の支給量が維持できると断言できるのか」と問いただしたのに対し、市の担当者は明確な答弁ができませんでした。

市の担当者は「本人様のリアルな状況を聞かせてもらいました。私たちもサービスが維持できるように努力したい」と述べました。

今後市の動向を注視していきたいと思います。

2021年2月21日日曜日

65歳以降障害者の区分変更も認める

2年前に障害福祉サービスを継続させた66歳の男性障害者が申請していた障害支援区分の引き上げも宮崎市が認めました。障害福祉サービスを継続させた65歳をこえた障害者が支援区分を重度に変更させたことは画期的といえます。

この男性は宮崎市の菊永基次さん(66)。脳性まひの障害者がある菊永さんは、2019年4月の誕生日に介護保険移行をせず障害福祉サービスを継続させました。ブログ参照(←クリック)

障害支援区分3の菊永さんは、いま家事支援を週3日利用していますが、ヘルパーがこない日は、自分自身で調理していました。しかし加齢などにより、手がかなわなくなり調理がしずらくなったといいます。「家事支援を増やしたい」と障全協みやざきに相談された菊永さんは今年1月、市役所に障害区分変更を申請しました。19日に宮崎市がそれを認め菊永さんは区分4になりました。

菊永さんは「65歳以降も障害区分変更ができてありがたい。これから65歳を迎える方の役に立てばさらにうれしい」と語っています。

障害支援区分とは、障がい者の方の心身の状態を総合的に表すもので、介護給付の必要 度を判定する目安となるものです。 区分は6段階あり障がい程度の軽いものから区分1・ 区分2・区分3・区分4・区分5・区分6です。 市町村審査会での総合的な判定を踏まえて市が認定します。